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WATCH連載「時計の教養」第2回

時計は、値段より「どう使いたいか」で選ぶ——気を使わない、服に合わせる、長く使う、物語で選ぶ

時計を価格順やブランドの格で見ず、自分の生活へ戻して選ぶ。G-SHOCK、カルティエ、セイコー、ロレックス、デイトナを、使う場面と選ばれる理由から比べる。

読了 11公開 2026.07.23
この連載の目次(全8・完結
  1. 01時計の話で迷子にならないために、まず5つの名前だけ無料
  2. 02時計は、値段より「どう使いたいか」で選ぶいまここ
  3. 03機械式とクォーツは、優劣ではなく仕組みが違う読み放題
  4. 04ダイバーズ、クロノグラフ、GMTは、用途から形が生まれた読み放題
  5. 05定番モデルは、形の由来が分かると見分けられる読み放題
  6. 06時計は、ケース径だけでなく腕に載せて決める読み放題
  7. 07高い時計の値段は、機構・仕上げ・素材・流通に分けて考える読み放題
  8. 08時計の話は、値段より「なぜそれを選んだか」読み放題

時計店や公式サイトを開くと、最初に価格、素材、サイズ、機構が並ぶ。高い順、人気順、ブランド順に眺めているうちに、どれも自分には早い気がして閉じる。だが、時計は買う前から楽しめる。最初に決めるのは予算ではない。いつ使い、何を気にせず、どんな形を見たいかである。生活から見ると、同じ5つの名前が自分に近い言葉へ変わる。

CHAPTER — YOUR DAY FIRST

高い時計から見ると、自分の話にならない

時計の記事は、価格帯で分けると整理しやすい。入門、ミドル、高級、雲上。だが初心者がそこから入ると、自分の予算を決める前に、自分の格を測られているように感じる。

順番を変える。

  • 雨の日にも使いたい
  • パソコン仕事で邪魔にならないものがよい
  • 休日の服に一つだけ形を足したい
  • 毎日同じ一本を長く使いたい
  • 車や飛行機、探検など、道具の物語が好き

この中に一つでもあれば、時計を見る理由はもうある。

買う予定がなくてもよい。公式サイトや店頭で、自分ならどの日に使うかを考える。それだけで、時計は価格表から身につける道具へ変わる。

CHAPTER — FIVE WAYS TO CHOOSE

5つの名前を、自分の生活へ戻す

FIG. 01
5つの名前を、使う場面から見る
  • 気を使わず使う

    G-SHOCK

    ぶつける、濡れる、外へ持ち出す。時計を守ることへ気を取られたくない日に

    見るところ: 丈夫さ、表示、ボタン、重さ

  • 服と形で選ぶ

    カルティエ

    時刻の機能より先に、四角い輪郭や服との収まりへ目が止まる日に

    見るところ: ケースの線、文字盤、ベルト

  • 選択肢から探す

    セイコー

    仕事、休日、スポーツ。使う場面と予算を動かしながら広く比べたい日に

    見るところ: 用途、仕組み、サイズ

  • 長く使う一本を見る

    ロレックス

    定番として知られ、毎日使える一本を長い時間で考えたい日に

    見るところ: 丈夫さ、読みやすさ、日常での収まり

  • モデルの物語で選ぶ

    デイトナ

    車、レース、経過時間を測る道具の顔に惹かれる日に

    見るところ: 三つの小さな表示、外周の目盛り

一人に一つではない。気になる場面が重なってよい。今日は一番近い入口だけ選ぶ。

この5つは価格帯がそろっていない。ブランドとモデルも混ざっている。

それでよい。これは比較表ではなく、「自分は何に反応するか」を探す入口だからだ。

CHAPTER — NO WORRY

気を使わず使いたい——G-SHOCKを見る

時計を持つと、傷、雨、ぶつけることが気になりそうだ。そう思う人には、G-SHOCKの出発点が分かりやすい。

G-SHOCKは、落としても壊れない時計を目指して開発された。丈夫さは、説明書の数字だけではなく、外装の厚み、ボタンの形、表示の大きさにも現れる。

最初に見るのは型番ではない。

  1. デジタル表示か、針を持つか
  2. 樹脂の軽さか、金属の重さか
  3. 仕事、運動、旅行のどこで使いたいか
  4. 袖口に収めたいか、時計の形を見せたいか

同じG-SHOCKでも、見え方と使い方はかなり違う。

ここでの楽しみは、「最強の一本」を決めることではない。丈夫さを自分の日常のどこへ置くかを想像することだ。

たとえば、平日は薄い時計、休日はG-SHOCKでもよい。時計を一生の一本として選ばなくても、使う場面ごとに役割を変えられる。

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ここまでで、時計は価格順ではなく、使う場面から見ればよいことが分かりました。続きでは、カルティエ、セイコー、ロレックス、デイトナを、服、選択肢、長く使う一本、モデルの物語という四つの入口から、自分の生活へ戻して比べます。

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服と形で選びたい——カルティエを見る / 選択肢から探したい——セイコーを見る / 長く使う一本を見たい——ロレックスを見る / 一つのモデルの物語を見たい——デイトナを見る / 5つの質問だけで、時計を自分の生活へ戻す / 値段、格、持ち主の属性で決めつけない / 買わずに、一本を3分だけ見てみる

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