この連載の目次(全8回・完結)
- 01時計の話で迷子にならないために、まず5つの名前だけ無料
- 02時計は、値段より「どう使いたいか」で選ぶ無料会員
- 03機械式とクォーツは、優劣ではなく仕組みが違う読み放題
- 04ダイバーズ、クロノグラフ、GMTは、用途から形が生まれた読み放題
- 05定番モデルは、形の由来が分かると見分けられる読み放題
- 06時計は、ケース径だけでなく腕に載せて決めるいまここ
- 07高い時計の値段は、機構・仕上げ・素材・流通に分けて考える読み放題
- 08時計の話は、値段より「なぜそれを選んだか」読み放題
ケース径が38mmなら小さめ、42mmなら大きめ。数字は比較に便利だが、腕に載った姿は一つの直径で決まらない。ラグが長く伸びるか、文字盤が広く開いて見えるか、ケースが厚いか、ブレスレットが重いか。同じ数字でも見え方と着け心地は変わる。時計は仕様表で候補を絞れても、最後は腕の上で正面と横を確かめる。
ケース径だけでは、腕に収まるか分からない
ケース径は、時計の幅を比べる代表的な数字だ。ただし、リューズを含むか、角形のどこを測るかなど、表記の前提は製品情報で確認する。
同じケース径でも、ラグが長くまっすぐ伸びる時計は、腕の上で大きく見えることがある。ベゼルが細く文字盤が広ければ、数字以上に面が大きく見える。反対に、幅のあるベゼルや小さな文字盤は、同じ直径でも締まって見える。
数字は結論ではなく、試着で見る場所を決める手がかりだ。
正面と横で、六つの寸法と接点を見る
- ケース径
- ラグ・トゥ・ラグ
- 厚み
- 文字盤の開き
- ベルトの落ち方
- リューズの当たり
特定モデルの推奨寸法を示す図ではない。ケース径、ラグ・トゥ・ラグ、厚み、文字盤の開き、ベルトの落ち方、リューズの当たりを確認する一般図。
ラグ・トゥ・ラグは、上のラグ先端から下のラグ先端までの長さを見る考え方だ。ケース径が同じでも、この長さとラグの曲がり方で、腕からはみ出して見えるかが変わる。
文字盤の開きは、数字として表記されないことも多い。正面から見て、ベゼルより文字盤の面がどれほど広く感じるかを見る。
まずケース径とラグ・トゥ・ラグを分ける。この二つだけでも、一つの数字で大小を決める癖から離れられる。
ここまでで、同じケース径でも、ラグの長さと文字盤の開きによって腕での見え方が変わると分かりました。続きでは、厚み、重さ、ベルト、袖口、操作まで含めた試着の順序を作ります。
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厚みは、横から見て、袖を通す / ベルトは素材より、ケースからどう落ちるかを見る / 重さは、数字と重心を分ける / 試着は、正面、横、鏡、袖口、操作の順で見る / 試着の感想は、大きいか小さいかだけにしない / 体格から、似合う寸法を決めつけない
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