車やレース、スポーツが好きな20代後半から40代に選ばれている高級時計だ。
レースの時間を、計るところから
19世紀にスイスで始まり、早い時期から競技の時間を計る道具を作ってきた会社である。ストップウォッチ、計測装置、そしてレース用の腕時計。
自動車レースとの関係が長い。サーキットの名を冠した型があり、レースの現場で使われる計測機器も手がけてきた。
速さを計る側に立ってきたブランドだと考えると、意匠の理由が分かりやすい。文字盤に小さな円が並ぶのも、外周に目盛りが刻まれるのも、そこから来ている。

フォーミュラ1(初代)
Photo: Wikimedia Commons — TAG Heuer Formula 1 prima serie.jpg / CC BY-SA 4.0(樹脂を使った軽い型。現行世代とは素材も形も異なる。)
レースのブランドから、若々しい高級スポーツ時計へ
もともとは、モータースポーツとクロノグラフのブランドだった。レースの現場で時間を計る道具を作り、サーキットの名を型に付ける。
その後、比較的価格を抑えた系統も加わり、若い世代が検討しやすいブランドになった。いまは若々しくスポーティーな高級時計として見られている。レースの背景は残っていて、そこから入る人もいる。

店舗の入口
Photo: Wikimedia Commons — Design District, Miami, Florida 2021 - TAGHeuer.jpg / CC BY 2.0(写り込む人物は背を向けており、顔は写っていない。)
いまはどんな人が着けるブランドか
車、レース、スポーツが好きな人に選ばれている。20代後半から40代が中心で、最初の高級時計の選択肢にもなる。
スポーティーな見た目を好む人にも選ばれている。クロノグラフの型では文字盤に小さな円が並び、腕元に動きが出る。
きちんとしすぎない、若々しい高級時計を求める人に向いている。ジャケットや休日のシャツに取り入れられている。

カレラ クロノグラフ
Photo: Wikimedia Commons — Tag CV2010 Carrera.JPG / CC BY-SA 3.0(現行世代ではない。着用者の顔は写っていない。)
代表的なモデル
カレラ——レースの名を冠した系統。クロノグラフでは文字盤に小さな円が並び、三針の型もある。
モナコ——四角いケースを持つクロノグラフ。1969年に出て、映画で使われたことで知られる。四角いケースは大きく、厚みがある。
フォーミュラ1——1980年代に樹脂のケースで出た系統。色の付いた縁を持ち、比較的価格を抑えた型が並ぶ。