大人男子の趣味教養OTONA DANSHI NO SHUMI-KYOYO

WATCH時計ブランド図鑑CITIZEN

CITIZEN——正確さと手間の少なさを重視する実用時計

光で充電するEco-Driveを軸に、電波で時刻を合わせる型や、チタン外装の型も広げてきた実用時計。

手間の少ない実用時計、というイメージで知られる国産ブランドだ。

ORIGIN

光で充電するほうへ舵を切った

腕時計を作る会社として始まり、機械式もクォーツも手がけてきた。このブランドの性格が決まったのは、文字盤の下で光を受けて発電し、それで動かす仕組みを主軸に据えたときだ。

電池を持たないわけではない。二次電池を積んでいて、光が当たっているあいだに充電される。

電池交換の手間を減らす。その方向を、このブランドは長く押してきた。

八角形の風防と灰色の文字盤を持つ1970年代のシチズン自動巻き。曜日と日付の窓があり、腕に着けた状態で撮影されている。顔は写っていない

シチズン 自動巻きシチズン1970年代半ば個人蔵

Photo: Wikimedia Commons — Citizen automatico, calibro 6501.jpg / CC BY-SA 4.0光で充電する仕組みが主軸になる前の一本。傷や汚れの残る実用個体。着用者の顔は写っていない。

SHIFT

正確な国産時計から、手間の少ない時計へ

正確で実用的な国産時計として作られてきたブランドが、光で充電する仕組みを主軸に据えた。電池交換の手間が減り、さらに電波で時刻を合わせる型や、軽くて錆びにくいチタンの外装が加わっていく。

手間の少ない時計というイメージは、こうして一つずつ積み上がった。近年は価格帯が上がり、上位の仕上げを持つ系統も育っている。

濃い灰色の文字盤に三つの小さな円と日付窓を持つチタン製のクロノグラフ。文字盤に TITANIUM SAPPHIRE の表示がある

エコ・ドライブ チタンシチズン2010年代個人蔵

Photo: Wikimedia Commons — Citizen Eco-Drive Titanium Sapphire.jpg / CC BY-SA 3.0光で充電する仕組みとチタンの外装を組み合わせた系統。撮影は Tuxyso、深度合成は Hic et nunc。

NOW

いまはどんな人が着けるブランドか

30代から60代までの、毎日時計を使う人に選ばれている。

スーツ、制服、作業着。仕事や日常で時刻を確認し、毎日使える実用品を求める人に着けられている。

軽さを重視する人にも選ばれている。チタンの外装の型がそろっている。

ベージュの文字盤に黒い数字が並ぶシチズンのパイロット風の腕時計を接写したもの。文字盤に Eco-Drive の表示がある

エコ・ドライブシチズン2010年代個人蔵

Photo: Wikimedia Commons — Citizen "Eco-Drive METAL" solar ring.jpg / CC BY-SA 4.0文字盤に Eco-Drive の表示がある実物。右下は同じ文字盤の拡大。

MODELS

代表的なモデル

アテッサ——チタンの外装に、光での充電と電波の受信を組み合わせた主力。仕事着に合わせる型がそろっている。

プロマスター——空、海、陸それぞれの現場を想定した系統。ケースが大きく、文字盤が読みやすい。

ザ・シチズン——精度と仕上げを詰めた上位の系統。手のかからなさはそのままに、外装と文字盤へ手を入れたもの。