大人男子の趣味教養OTONA DANSHI NO SHUMI-KYOYO無料会員登録

DRINK連載「日本酒の教養」第4回

「純米大吟醸」の正体——「純米」と「大吟醸」に分ければ、こわくない

「純米大吟醸」という長い名前に身構える人へ。あの肩書きは『純米=米だけ』と『大吟醸=精米歩合50%以下』の2語をつないだだけ。8種類の分類を精米歩合の数字ひとつで見通す、格と構造の回。

読了 7公開 2026.07.20最終確認 2026.07.20
この連載の目次(全8・完結
  1. 01八海山って何? 日本酒の話で迷子にならないための5つの言葉無料
  2. 02日本酒好きは、銘柄の「どこが違うか」で盛り上がっている無料会員
  3. 03酒場の歩き方読み放題
  4. 04「純米大吟醸」の正体いまここ
  5. 05蔵と地域の系譜読み放題
  6. 06温度と器の教養読み放題
  7. 07季節の日本酒読み放題
  8. 08最終回——日本酒の話に入る読み放題

第1回で2軸を、第2回で銘柄を覚えた。それでも、メニューの「純米大吟醸」という文字にはまだ身構える。純米? 大吟醸? 高いやつ、という以外に何を言っているのか分からない。

先に、この長い名前を分解してしまう。「純米大吟醸」は、二つの言葉をくっつけただけの名前だ。 前半の「純米」は、第1回でも触れた通り、米と米麹と水だけで造った——醸造アルコールを足していない——という意味。後半の「大吟醸」は、米をよく磨いた、という意味だ。米は外側に雑味のもとが多く、削って中心だけで醸すほど、香りが澄んでいく。その「どれだけ磨いたか」を数字にしたのが精米歩合である。

つまり「純米大吟醸」は、〈米だけか〉という一つの答えと、〈どれだけ磨いたか〉という一つの数字——たった2つの情報を並べただけの名前だった。むずかしさの等級でも、値段の格付けでもない。この見方さえ入れば、日本酒のラベルに並ぶ肩書きは、全部同じやり方で読める。

ここから先は

ここまでで、『純米大吟醸』が『純米』と『大吟醸』——米だけか、どれだけ磨いたか——の2語の合成だと分かりました。続きでは、8種類の全体像と、精米歩合という数字の階段、そして肩書きの上下が格付けではない理由までを渡します。

読み放題プラン限定

8種類の分類は、2本の線でできている / 精米歩合——肩書きの後半は、この数字ひとつ / 肩書きの上下は、味の上下ではない / 会話での使い方

受付は準備中です。開始はニュースレターでお知らせします。