この連載の目次(全8回・完結)
- 01スーパードライとIPAは、何が違う? ビールの話で迷子にならないための5つの言葉無料
- 02定番ビールは、同じ金色でも見る場所が違う無料会員
- 03「注ぎ」の世界読み放題
- 04クラフトブルワリー名鑑読み放題
- 05ビアバーの歩き方いまここ
- 06コンビニの棚の教養読み放題
- 07世界のビール紀行読み放題
- 08最終回——ビールの話に入る読み放題
第1回で兄弟の設計思想を、第2回でスタイルを、第3回で注ぎを渡した。知識は、もう十分ある。それでも、あの場所に入った瞬間だけは、まだ固まる——クラフトビールのバー。黒板やタップの列に、聞いたことのない銘柄が10も20も並んでいて、どれを頼めばいいのか分からない。
つい口から出るのは、いつものあの一言だ——「おすすめ、どれですか?」。
先に言ってしまう。この質問は、間違いではない。ただ、あなたは固まらなくて済む方法を、一つ見落としている。それは、メニューの「サイズ欄」に書いてある。
多くのビアバーは、パイント(基本の1杯)だけでなく、その半分のハーフパイントや、もっと小さいテイスターサイズを用意している。つまりこの店は、一杯をじっくり選び抜くためではなく、小さく何杯も試すために作られている。
だとすれば、タップリストは「どれか一つを選べ」というメニューではない。「どれから試す?」という順番待ちのリストだ。あなたは今夜、その中の一つと結婚するわけではない——選択を一回きりの賭けだと思うから、固まる。 小さく頼めば、賭けは何度でもやり直せる。
ここまでで、ビアバーは一杯を選び抜く場所ではなく、小さく何杯も試す場所だと分かりました。続きでは、「おすすめは?」に頼らない注文の型と、タップリストの数字(ABV・IBU)の読み方、一晩の飲む順番までを渡します。
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注文の型——「おすすめは?」を、方向に変える / タップリストの、2つの数字 / 飲む順番と、飲み比べセットという近道 / 会話での使い方
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