この連載の目次(全8回・完結)
- 01海外旅行の話は、行ったことがなくていい無料
- 02行き先スター図鑑無料会員
- 03旅の設計図読み放題
- 04ヨーロッパの歩き方——「いつか」を計画にするいまここ
- 05ホテルとマイルの教養読み放題
- 06旅先で何を食べるか——屋台からレストランまで読み放題
- 07円安時代の旅——予算の現実と近場の再発見読み放題
- 08最終回——海外旅行の話に入る読み放題
「今度、ヨーロッパに行くんですよ」。同僚のその一言に、あなたの頭に浮かぶのはパリとローマくらいで、あとは「いいですねー」しか出てこない。あるいは、あなた自身が「いつかヨーロッパ」と言い続けて、もう何年も経っている。第3回で日数の設計図まで渡したのに、ヨーロッパだけは、なぜか計画にならない。
理由は、言葉の大きさにある。「ヨーロッパ」は、大きすぎる。 それは一つの行き先ではなく、性格のまるで違う街の集まりだ。第2回でパリとイタリア(ローマ・フィレンツェ・ベネチア)には顔をつけたが、それでも「ヨーロッパ」と一括りにしている限り、休みも予算も見当がつかず、「今年も無理」で終わってしまう。
だから、コツはひとつ。「ヨーロッパ」と言うのをやめて、街の名前を一つ、名指す。 たとえば——バルセロナ。ガウディが設計した、まだ完成していないサグラダ・ファミリアで知られる、地中海の街だ。2026年はそのガウディの没後100年にあたり、街は一年を通してその建築を祝っている。「ヨーロッパに行きたい」が「バルセロナに行きたい」に変わった瞬間、旅は憧れから予定へ、確かに一歩近づく。街を名指せる人だけが、計画を立てられる。
ここまでで、「ヨーロッパ」と一括りにするのをやめ、街を一つ名指せば旅は計画に近づく、と分かりました。続きでは、パリとローマ以外の主要都市を3つの系譜で整理し、一都市を深く歩く設計までを渡します。
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系譜で覚える——パリとローマ以外の、7つの街 / ヨーロッパの歩き方——一都市を、深く / 会話での使い方
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