この連載の目次(全8回・完結)
- 01野球の名前は、同じ列に並んでいない無料
- 02昨日の野球は、5つの主語で読める無料会員
- 03大谷翔平の何が異常なのかいまここ
- 04ペナントレースは物語である読み放題
- 05球場の歩き方読み放題
- 06高校野球とドラフトの教養読み放題
- 07「OPSって何?」に一言で読み放題
- 08最終回——野球の話に入る読み放題
第1回で、大谷翔平は「選手」という層の名前だと分けた。球団ともリーグとも違う、朝のニュースの主語の常連だと。だから朝のニュースで「大谷また打った」と流れ、あなたも「やばいね」と返す。でも——何がやばいのか、説明できるだろうか。 「すごい」の中身を、今回は数字と歴史で渡す。
まず、いちばん大きな異常から。大谷は、投げて打つ。 野球の選手は、投げる人(投手)と打つ人(野手)に完全に分かれている。プロでその両方を最高レベルでやる選手は、100年以上、ただ一人しかいなかった——あのベーブ・ルースだ。そのルースですら、やがて打者に専念した。投打の二刀流を、両方トップクラスで続ける——これがどれほど非常識か。プロの世界で「投げるのも打つのも一流」は、長らく「漫画の中の話」だった。それを現実にしているのが大谷である。
だから「大谷やばい」の第一の意味はこれだ。野球という競技の、100年続いた前提を一人で壊している。 そしてその異常さは、二刀流だけでは終わらない。
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ここまでで、大谷の異常さは「二刀流」だけではないと分かりました。続きでは、史上初の50-50と満票MVPの意味、会話での使い方までを渡します。
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2つの数字——「史上初」と「満票」 / 会話での使い方
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