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FASHION連載「服の教養」第3回

ブランド名鑑・国産編——オーラリー、コモリ、グラフペーパー。「余白に金を払う」ブランドたち

「そのシャツどこの?」「これオーラリー」——服好きの会話に出る、無地なのに高い日本のブランド。ロゴも柄もないのに、なぜ選ばれるのか。会話に出る3ブランドを、思想ごと1ページで。

読了 8公開 2026.07.20最終確認 2026.07.20
この連載の目次(全8・完結
  1. 01服の話は、センスで勝負しなくていい無料
  2. 02セレクトショップとは何なのか無料会員
  3. 03ブランド名鑑・国産編いまここ
  4. 04ブランド名鑑・海外編読み放題
  5. 05名品の系譜——なぜ「定番」は定番になったのか読み放題
  6. 06セールで冒険、定価で定番読み放題
  7. 07古着とアーカイブの教養読み放題
  8. 08最終回——服の話に入る読み放題

第1回で「作り手で見る」を、第2回でセレクトショップを渡した。店に入れるようになると、次にぶつかるのが固有名詞だ。「これオーラリー」「コモリのシャツ」——服好きがさらっと口にする、無地なのに高い日本のブランドたち。その正体を、今回渡す。

まず、第1回で名前だけ出した一枚から。オーラリー(AURALEE)。2015年に岩井良太が始めたブランドで、一見するとただの無地のシャツやニットだ。ロゴも柄もない。しかしこのブランドの核心は、服のデザインの前に「素材を自分で作る」ところにある。岩井は「生地から作る」ことで知られる会社で修業した人で、オーラリーでは膨大な時間をかけて素材を開発し、その生地ありきで服を設計する。袖を通すと佇まいが違う——としか言いようのない服が、こうして生まれる。

つまり第1回で言った「余白に金を払う」の正体がこれだ。装飾の足し算ではなく、生地という見えない部分への投資。日本のブランドには、この思想を突き詰めた作り手が何人もいる。名前を知ると、あの「無地なのに高い服」が、急に読めるようになる。

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ここまでで、日本のブランドは「余白」に金を払わせる、と分かりました。続きでは、コモリとグラフペーパーの思想と、会話での使い方までを渡します。

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コモリとグラフペーパー——2つの「余白」 / 会話での使い方

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