この連載の目次(全8回・完結)
- 01クルマの話で迷子にならないために、まず5つの言葉だけ無料
- 02クルマは、買わなくても「自分ならどう使うか」で楽しめる無料会員
- 03名車スター名鑑読み放題
- 04車種の地図——SUV・セダン・軽の「なぜ売れる」いまここ
- 05EVは「賛成か、反対か」で語らなくていい読み放題
- 06F1という「メーカー戦争」読み放題
- 07ディーラーと試乗の歩き方読み放題
- 08最終回——クルマの話に入る読み放題
会議帰りの雑談で、誰かがぽつりと言う。「最近、クルマってSUVばかりですね」。……そうですね。そこで、また会話が止まる。
第1回でメーカーは作家、第2回で11社の顔、第3回で名車は代表作——と渡してきた。でも「SUVばかり」は、作家の話ではない。これは車の形の話だ。
映画好きが監督で映画を見るとき、同時に「これはアクションだ」とジャンルも見ている。車も同じで、メーカーが誰かとは別の軸に、形=ジャンルという見方がある。SUV、セダン、軽自動車、ミニバン。「最近SUVばかり」は、「最近アクション映画ばかり」と同じ、ジャンルの流行の話なのだ。
では、なぜ世界中がSUVに寄ったのか。カッコよさ「だけ」ではない。背が高いこと自体が、ただ便利なのだ。座る位置が高いと前が見渡せて運転が楽、腰をかがめずに乗り降りできる、床下と後ろに荷物が積める、車高がある分だけ雪や段差に強い。数字が裏づける——2024年、アメリカでは新車の約4分の3がSUVとピックアップ、ヨーロッパでも過去最高の54%がSUVになった(JATO調べ)。日本の街の新車がSUVに寄っているのも、この「背の高さの合理」が世界共通だからだ。
つまり「最近SUVばかり」の正体は、流行ではなく「背が高いと、ただ便利」。ここまでが、今日の最初の一つだ。
ここまでで、SUVが増えたのは流行ではなく「背が高いことの合理」だと分かりました。続きでは、セダン・軽・ミニバンがそれぞれ「なぜ売れるか」を一枚に並べた比較と、会話での使い方までを渡します。
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車の「ジャンル」——なぜ、その形が売れるのか / 会話での使い方
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