この連載の目次(全8回・完結)
- 01クルマの話で迷子にならないために、まず5つの言葉だけ無料
- 02クルマは、買わなくても「自分ならどう使うか」で楽しめる無料会員
- 03名車スター名鑑いまここ
- 04車種の地図——SUV・セダン・軽の「なぜ売れる」読み放題
- 05EVは「賛成か、反対か」で語らなくていい読み放題
- 06F1という「メーカー戦争」読み放題
- 07ディーラーと試乗の歩き方読み放題
- 08最終回——クルマの話に入る読み放題
第1回でメーカーの思想を、第2回で11社の顔を渡した。それでも、クルマ好きの会話には対応できない名前が残っている——「昔のGT-Rはさ」「NSXはやっぱり」。今は売っていない車の話で、なぜか一番盛り上がる。今回は、その伝説の名車を渡す。
まず、いちばん意外な一台から。トヨタ・AE86、通称「ハチロク」。1983年の小型車で、当時としても速い車ではなかった。時代がFF(前輪駆動)に流れるなか、あえて後輪駆動の軽い車体に高回転エンジンを積んだ——それだけの車だ。
なのに、この車は伝説になった。理由は性能ではなく、物語だ。峠を舞台にした漫画『頭文字D』の主人公の愛車として描かれ、「非力でも、乗り手次第で速い車に勝てる」という物語の象徴になった。中古市場では今も高値がつき、世界中に「ハチロク」で通じるファンがいる。ここに、名車の正体がある——最速だから名車なのではない。物語を背負った車が、名車になる。
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ここまでで、名車は最速だから名車なのではない、と分かりました。続きでは、GT-R・NSX・RX-7の物語を第2回のメーカーの思想ごと、そして会話での使い方までを渡します。
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伝説の3台——メーカーの思想が、形になった / 会話での使い方
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