この連載の目次(全8回・完結)
- 01クルマの話で迷子にならないために、まず5つの言葉だけ無料
- 02クルマは、買わなくても「自分ならどう使うか」で楽しめる無料会員
- 03名車スター名鑑読み放題
- 04車種の地図——SUV・セダン・軽の「なぜ売れる」読み放題
- 05EVは「賛成か、反対か」で語らなくていいいまここ
- 06F1という「メーカー戦争」読み放題
- 07ディーラーと試乗の歩き方読み放題
- 08最終回——クルマの話に入る読み放題
忘年会でも、親戚の集まりでもいい。誰かがふいに振ってくる。「ねえ、EVってどう思う?」——その一言で、あなたは賛成か反対かの札を、どちらか一枚選ばされる。「いいと思いますよ」と言えば懐疑派に絡まれ、「まだ早いですよね」と言えば推進派に諭される。どっちを出しても、なぜか疲れる。
第1回で渡したのは、クルマは馬力や燃費ではなく「メーカーの思想」で見る、という一つの見方だった。EVも、実は同じだ。賛成か反対かで奪い合うものではない。クルマ好きは、EVを信条の問題として争ってはいない。数ある動力の方式のひとつとして、構造で眺めているだけだ。
そのいちばんの近道は、「EVか、ガソリンか」という二択が、もうとっくに成立していないと知ることだ。証拠は、あなたの家の前の道を走っている——ハイブリッド車。エンジンとモーターの両方を積み、ガソリンでもあり、電気でもある。白でも黒でもない、その間で走っている車が、すでに街の主役なのだ。
だからEVは、旗を立てて取り合う信条ではなく、ガソリンからEVまで続く「動力の選択肢」の、いちばん端の一つにすぎない。賛成も反対も、迫られる筋合いはない。ここまでが、今日の最初の一つだ。
ここまでで、EVは賛否ではなく「動力の選択肢の一つ」だと分かりました。続きでは、世界・中国・日本の現在地を並べた一枚と、立場を迫られたときの受け答えまでを渡します。
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動力には、段階がある / 世界と日本の、現在地 / 会話での使い方
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