鍋島は、日本酒の店で見かけると「甘くて華やか」と説明されることが多い。甘みがあるのは確かだ。ただ、蔵が掲げているのは違う言葉で、「単に香りが高い、辛いだけでなく」自然体の酒を目指す、と書いている。実際に飲むと、甘みの後ろに苦みが来て、口の中でわずかにぴりっとする。この甘み・苦み・小さな泡の三つを見ると、鍋島は「甘い酒」から一段抜ける。

TASTE IN 30 SECONDS
30秒で分かる味
鍋島は甘口か。甘みは分かりやすく出るが、そこで止めると半分しか見ていない。甘みのあとに何が来るかを見ると、この銘柄の輪郭が出る。
鍋島は、甘みのあとを見る
華やか
香り
果実を思わせる香りが立つ。ただし蔵は「香りが高いだけ」を狙っていない
まろやか
甘み
最初に来るのは丸い甘み。砂糖のような甘さではなく、米の甘み
後半に出る
苦み
甘みの後ろから苦みが来る。これがあるから甘さで終わらない
ほのか
ガス感
口に入れたとき、わずかにぴりっとする。甘さを引き締めている
提案が分かれる
温度
正規特約店でも、軽く冷やす提案と燗の提案がある。正解を一つにせず、温度で変わる甘みとキレを見る
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ここから先では、特別純米・純米吟醸・純米大吟醸の違いと720mlの税込価格、どんな店で頼むと分かりやすいか、日本酒好きが共有している前提、最初の一本まで整理します。
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銘柄の中の地図——特別純米、純米吟醸、純米大吟醸 / どんな店で飲むと分かりやすいか / 日本酒好きの中で共有されている3つの前提 / 最初の一本
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