久保田は、居酒屋でも酒屋でもよく見る名前だ。だから「定番の辛口」とだけ覚えられやすい。ただ、久保田らしさが最も分かりやすく出るのは、口に入れた瞬間より、飲み込んだあとである。味が長く重く残らず、食事へ戻りやすい。この後味のキレを軸にすると、千寿、純米大吟醸、萬寿の違いも見やすくなる。

Photo: Kozakura154 / Wikimedia Commons / CC BY 4.0
TASTE IN 30 SECONDS
30秒で分かる味
久保田は辛口か。その一語で終えるより、飲み込んだあとが短いと覚えるほうが近い。商品によって香りと厚みは変わるが、後味の設計は共通している。
久保田は、辛さより飲み込んだあとを見る
穏やか〜華やか
香り
千寿は穏やか。純米大吟醸と萬寿へ進むと、花を思わせる香りがはっきりする
辛口方向
甘辛
千寿は日本酒度+5.0で辛口方向。ただし、米の旨みとわずかな甘みもある
淡麗
口当たり
重さを押し出さず、すっきり入る。公式が示す「淡麗」という言葉はここを見る
キレ
後味
飲み込んだあとが短く、次の一口や料理へ戻りやすい。久保田を見る中心はキレ
食中酒
食事
酒だけを主役にするより、刺身、煮物、焼き物などと並べたときに特徴が分かる
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