八海山は、日本酒を扱う店で名前を見かけることが多い。だから「新潟の淡麗辛口」とだけ覚えられやすい。ただ、蔵が自分で書いている言葉は少し違う。「辛口なのに、尖ったところがない。淡麗なのに、深みがある」。辛さや軽さを見せるためではなく、食事を邪魔せず飲み飽きないために、その形にしてある。ここを軸にすると、特別本醸造、純米大吟醸、雪室貯蔵三年の違いも見やすくなる。

TASTE IN 30 SECONDS
30秒で分かる味
八海山は辛口か。数字の上では辛口方向だが、尖って残らないと覚えるほうが近い。商品によって香りと厚みは変わるが、食事と一緒に飲むための設計は共通している。
八海山は、辛さより「尖らなさ」を見る
穏やか
香り
最初に香りで押してこない。燗にすると、ほのかな麹の香りが出る
辛口方向
甘辛
定番の日本酒度は+4.0。ただし公式自身が「辛口なのに、尖ったところがない」と書く
やわらかい
口当たり
重さを押し出さない。公式の言葉では「淡麗なのに、深みがある」
飲み飽きない
後味
一杯で満足させるより、次の一口と料理へ戻れることを狙っている
冷でも燗でも
温度
定番の特別本醸造は「冷でよし、燗でよし」。温度を変えると表情が変わる
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ここから先では、特別本醸造・純米大吟醸・雪室貯蔵三年の違いと720mlの税込価格、どんな店で頼むと分かりやすいか、日本酒好きが共有している前提、最初の一本まで整理します。
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銘柄の中の地図——特別本醸造、純米大吟醸、雪室貯蔵三年 / どんな店で飲むと分かりやすいか / 日本酒好きの中で共有されている3つの前提 / 最初の一本
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