飛露喜は無濾過生原酒の名前で広まった。ただ、いま正規特約販売店が定番として並べているのは、特別純米 生詰、純米吟醸 黒ラベル、純米大吟醸、大吟醸、純米吟醸 愛山 生の5つである。生の一本だけで語ると、この幅が抜け落ちる。もう一つ、この銘柄には特殊な事情がある。蔵元に公式サイトがない。だから商品も価格も、正規特約販売店と公的な酒蔵情報をたどって確かめることになる。

30秒で分かる味
飛露喜は甘口か辛口か。蔵の言葉として確認できる味の説明は存在しない。公式サイトがないためである。手がかりは、正規特約販売店が商品ごとに書いている説明で、そこでは定番2本がそろって「甘くも辛くもない中間の味わい」に分類されている。
穏やか
香り
正規特約販売店が純米大吟醸を「ほんのりとした果実香」と書く。香りで押してくる酒ではない
中間
甘辛
純米吟醸 黒ラベルと特別純米 生詰が、そろって「甘くも辛くもない中間の味わい」に分類されている
滑らか
口当たり
黒ラベルの説明は「上品な旨味と甘さが感じられる滑らかな味わい」
旨味と酸
後味
特別純米 生詰は「ほんのり渋苦を忍ばせ、みずみずしい旨味と酸味を感じる」
一升瓶が多い
容量
定番の多くが1.8L。720mlがあるのは純米吟醸 黒ラベルと純米大吟醸の2本だけ
ここから先では、特別純米 生詰・純米吟醸 黒ラベル・純米大吟醸の違いと容量ごとの税込価格、どんな店で頼むと分かりやすいか、日本酒好きが共有している前提、最初の一本まで整理します。
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銘柄の中の地図——生詰、黒ラベル、純米大吟醸 / どんな店で飲むと分かりやすいか / 日本酒好きの中で共有されている3つの前提 / 最初の一本
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