ピノ・ノワールは、赤ワインの中では軽やかな側にいる品種だ。ブルゴーニュワイン委員会は、この品種の香りを花や果実、スパイスを想起させると書き、もう一つ面白い事実を添えている——果汁は無色。色は果皮から引き出すもので、だから白い泡にも使われる。濃さで勝負しない赤。その代わりに、香りと酸で輪郭を作る。まずはこの一点から入る。
30秒で分かる味
ピノ・ノワールは軽いのか、複雑なのか。答えは産地しだいで両方ある。品種名から決められるのは「渋みで押す赤ではない」というところまでで、そこから先は香りと酸を見る。
赤い果実と花
香り
ラズベリーなど赤い果実に、花やスパイスが重なる。産地によっては黒い果実寄りにもなる
辛口が中心
甘辛
身近な赤は辛口が中心。ただし品種名だけで残糖までは決まらない
酸が主役
酸味・渋み
酸が輪郭を作り、渋みは比較的穏やか。渋みが苦手な人の入口になりやすい
軽やか〜複雑
重さ
軽やかなタイプから、厚みと複雑さを備えたタイプまで産地で幅がある
幅が広い
料理
ニュージーランドの公式資料は、サーモンや鶏に合う軽さと、赤身やジビエに応える複雑さの両方を挙げる
ここまでで、ピノ・ノワールの味の入口が分かりました。続きでは、ラベルで探す場所、産地でどう変わるか、よく見る商品の比べ方、店と料理、最初の一本まで整理します。
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