大人男子の趣味教養OTONA DANSHI NO SHUMI-KYOYO

FASHION — ファッション・ブランド図鑑 — UNIQLO

UNIQLO——値段の割にきちんと見える、というところ

1949年に山口県の紳士服店として始まり、1984年に手頃なカジュアルの店を開いた。安さ中心だったイメージは、品質と機能を伴う日常着へ移っている。

値段の割にきちんと見える。この一点で選ばれてきた店だ。

ORIGIN

紳士服店から、手頃なカジュアルの店へ

1949年、山口県で紳士服店として始まった。店員が採寸して背広を売る店である。

1984年、広島にカジュアルの店を開いた。安いカジュアルを並べ、客が自分で手に取ってレジまで運ぶ形の店だ。翌年からは郊外にも出していく。このころ語られたのは、まず値段だった。

ユニクロ店舗の入口。赤いロゴ看板の下に売り場が広がる
ユニクロの売り場。郊外の倉庫型の店として始まり、いまは都市の一等地にも店を持つPhoto: Wide Awake! / Wikimedia Commons / CC BY 4.0(リサイズ)
SHIFT

安さ中心のイメージから、品質と機能へ

1998年、原宿に店を出したことで、千九百円のフリースが全国に広まった。この店の名前が知られたのは、このときだ。

それでも「安い」で語られる時期は続く。動き始めたのは、素材と縫製に手が入ってからだった。薄いのに暖かい下着、軽くたためるダウン、海外のデザイナーとの協業。値段だけでは説明のつかない品が増えていった。

いまは、安いから買う店という説明では足りなくなっている。

駅構内の小型店。畳んだニットが色ごとに積まれた棚と、下着のパックが並ぶ棚。手前に顔のないマネキンが一体立つ
駅の中の小型店。畳んだニットが色ごとに積まれ、隣は下着のパックで埋まっているPhoto: Nick-D / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0(リサイズ)
NOW

いまはどんな人が着るブランドか

UNIQLOは、年代を問わず選ばれている。

中心にいるのは、清潔に見える日常着を、時間をかけず、無理のない値段で揃えたい人だ。行けば置いてあり、サイズも色も揃っている。前に買ったものが、まだ同じ形で売られている。

買う範囲は人によって違う。下着と靴下だけの人。仕事のパンツから冬のダウンまで全身を揃える人。無地のシャツやニットだけを手持ちへ足す人。どれも同じ店の使い方だ。

デザイナーとの協業を楽しみにしている人もいる。

銀座の店の窓。同じ形のカーディガンが、赤・朱・桃・紫・茶・辛子色の順に吊るされ、白く光る床の上に並ぶ
銀座の窓。同じ形のカーディガンが、赤から辛子色まで並べてあるPhoto: MIKI Yoshihito / Wikimedia Commons / CC BY 2.0(リサイズ)
PIECES

代表的な服

フリース——1998年に名前を全国へ届けた一枚。

ヒートテック——薄手の下着。冬の重ね着の一枚目として定番になった。

UT——絵柄や文字の入ったTシャツをまとめたシリーズ。作品や他社との協業もここに入る。