ニューヨークのスケートショップから始まり、いまは服の外側の話まで一緒に付いてくるブランドになっている。
ニューヨークのスケートショップとして始まった
1994年、ニューヨークのロウアー・マンハッタンに開いた。始めたのはジェームス・ジェビアで、Stüssyで働いていた人物である。
店の作りに、その出自が出ている。真ん中を空けて、服を壁沿いに並べた。板に乗ったまま入れるようにするためだ。スケートのチームとビデオはその後も続き、売り場にはデッキも並ぶ。

服の外側に、話が付くようになった
少量ずつ出す売り方で知られるようになる。買えるかどうかがそのつど分かれるので、発売のたびに話題が出た。
絵柄の出どころも同じように扱われる。ホラー映画の仮面、コミック、中世の絵画。音楽の側との縁も深く、店の窓にパンクの映画の題名が光っていたこともある。VansやTHE NORTH FACEなど、別のブランドと組んだ商品も繰り返し出している。
1998年に日本へ入った。海外での最初の店で、場所は代官山。裏原宿の担い手が取り上げたことで、スケートをする人の外側——ストリートの服を着る層まで一気に広がっている。2017年にはルイ・ヴィトンと組んだ商品を出した。スケートショップの服が、高級ブランドと並ぶところまで来ている。

いまはどんな人が着るブランドか
年代によって、入口が違う。
30代から40代には、若い頃からこのブランドを見てきた人がいる。スケートの映像や、裏原宿の店に並んでいた時期を知っていて、図柄の引用元にも心当たりがある。
若い層は、コラボや発売時の話題から入ることが多い。誰と組んだのか、どこから引いた絵柄なのか。そこを面白いと思って一枚目を買う。
共通しているのは、服の形だけでなく、その一枚の背景まで面白がっているところだ。スケート、音楽、映画、美術。どこから来たものかを知っていると、その分だけ面白い。
もう一つ、発売そのものを楽しむ人もいる。少量ずつ出るので、買えるかどうかが毎回分かれる。その日を待つことや、集めることを目的にする人たちだ。ブランドの周りには売買の市場もできているが、それは着る人・集める人とはまた別の動きになる。
代表的な品
赤い箱のロゴのTシャツとパーカー——このブランドでいちばん知られている形。
スケートデッキ——出自を示す商品。裏面に絵柄が刷られている。