サーフボードに書かれていた署名が、そのまま服のロゴになった。サーフ、クラブ、音楽、スケートを通って広がったブランドだ。
ボードの名刺代わりだった
1980年代のはじめ、カリフォルニアのラグナビーチ。ショーン・ステューシーが削ったサーフボードには、彼のサインが書かれていた。それを刷ったTシャツは、ボードを覚えてもらうための名刺のようなもので、車に積んで地元のサーフショップへ卸していた。
服を売るために作られた服ではない。この出発点が、いまも名前とロゴに残っている。

サーフの外へ、いくつもの文化を通って広がった
サーフだけだった期間は短い。1980年代の後半には、ニューヨークのダウンタウンで、クラブへ通う人たちやヒップホップの担い手が着るようになる。スケートの周りにも入っていった。
同じ頃から、各都市のDJやアーティストや写真家へ服を送り、着てもらう。東京もロンドンも、その輪に入っていた。
いまはどんな人が着るブランドか
スケートや音楽、ストリートの雰囲気をラフな普段着へ取り入れたい10代後半から20代前半に着られている。帽子かTシャツを一枚目に買う人が多い。女性にも広く着られている。
30代から40代には、若い頃からアメリカンカジュアルやストリートに親しんできた人がいる。いまも着ていて、合わせる相手はデニムやチノといった定番のほうへ寄る。

代表的な服
手書きサインのTシャツ・キャップ——出発点そのもの。ボードに書かれていた署名が、そのまま載っている。
8ボール——ビリヤードの8番球の図柄。代表的な絵柄のひとつになっている。
World Tour Tee——世界の都市名を並べたTシャツ。各都市に仲間がいた時期の考え方が、一枚の服になっている。