エッフェル塔、ルーヴル美術館、ノートルダム大聖堂。名前は知っていても、それぞれがセーヌ川のどちら側にあり、シャンゼリゼやモンマルトルとどう離れているかは、意外と曖昧なままになりやすい。
パリの中心をつくったのは、セーヌ川とその島々である。川の北側には右岸、南側には左岸が広がり、中央のシテ島にはノートルダム大聖堂やサント・シャペルがある。ルーヴルから西を見ると、テュイルリー庭園、コンコルド広場、シャンゼリゼ、凱旋門が一つの軸につながる。
名所をばらばらに覚えるのではなく、川、岸、島、軸のどこにあるかを先に見る。すると、「何を見たか」だけでなく、「どの街区を歩いたか」「街の雰囲気がどこで変わったか」まで話しやすくなる。
30秒で分かる、パリ
パリは、セーヌ川を中心に、右岸・左岸と複数の街区が重なる都市である。
- セーヌ川とシテ島:シテ島は歴史的中心の一つ。ノートルダム大聖堂、サント・シャペル、コンシェルジュリーが近い
- 右岸:ルーヴル、マレ、オペラ、モンマルトル、シャンゼリゼがある。歴史地区、商業、劇場、丘の街が同じ性格ではない
- 左岸:カルチエ・ラタン、サン=ジェルマン=デ=プレ、エッフェル塔側がある。大学、宗教建築、庭園、カフェ文化、博覧会の遺産が重なる
- 西の歴史軸:ルーヴルからテュイルリー、コンコルド、シャンゼリゼ、凱旋門へ、都市の大きな見通しが伸びる
- 20の区:行政区は中心部から外側へ渦巻くように並ぶ。ただし初めての街歩きでは、区番号だけでなく街区名と川の位置を一緒に覚える方が使いやすい
右岸と左岸は、川の流れに沿って下流を向いた時の左右である。一般的なパリ中心部の地図では、右岸がおおむね上側、左岸がおおむね下側に見える。
初めてなら、名所を一日で線につなぐのではなく、セーヌ川沿いの中心部、右岸の一街区、左岸の一街区、西側の眺望のように面で選ぶ。そうすると、移動のためだけに街を横断しにくい。
セーヌ川の中央にシテ島があり、北側に右岸、南側に左岸が広がる。ルーヴルから西を見ると、テュイルリー、コンコルド、シャンゼリゼ、凱旋門が一本の軸につながる。一方、モンマルトルは中心部の北に離れた丘の街で、エッフェル塔とトロカデロは川を挟んで向かい合う。名所名だけでなくこの位置関係を持つと、「どこへ行ったか」の次に「どの街区を歩くのがよかったか」まで聞ける。

地図で選んだ各地点の解説は、この先の読み放題部分にあります。
ここまでで、パリはセーヌ川を中心に右岸・左岸と複数の街区が重なる都市だと分かり、8街区の位置関係が地図でつかめました。続きでは、シテ島・ルーヴル/テュイルリー・マレ・カルチエ・ラタン/サン=ジェルマン・オペラ・モンマルトル・シャンゼリゼ/凱旋門・エッフェル塔周辺で最初に見る場所、20区の読み方、日数別の考え方、街歩きの8語、会話への持ち帰り方までを渡します。
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シテ島/ノートルダム——川の中央にある、パリの歴史的中心 / ルーヴル/テュイルリー——王宮から美術館、庭園、西の軸へ / マレ——右岸の歴史的街区に、現在の生活文化が重なる / カルチエ・ラタン/サン=ジェルマン——左岸の学問、宗教建築、庭園を歩く / オペラ/グラン・ブールヴァール——劇場、大通り、パサージュの右岸 / モンマルトル——中心部の北に離れた、坂と眺望の街 / シャンゼリゼ/凱旋門——西へ伸びる歴史軸を歩く / エッフェル塔/トロカデロ——川を挟んだ二つの眺望点 / 20の区は、街区を探す住所として使う / 初めてのパリ、日数別の考え方 / 街歩きと一緒に覚える、パリの8語 / 会話に持ち帰る、パリの8街区 / 知識を、実際の会話で使う
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