少年期にバルセロナの育成組織で育ち、その後レアル・マドリードに所属——スペインの2大クラブの両方に籍を置いた、日本では稀な経歴を持つ。JFA公式の経歴欄にも、この2クラブが並んで載っている。現在はレアル・ソシエダでプレーするアタッカーで、現地では「タケ」と呼ばれる。右サイドで受け、相手を引きつけてから渡す形が持ち味だ。
30秒で分かる選手
所属
レアル・ソシエダ
スペイン・ラ・リーガのクラブ。公式の選手ページに背番号14で掲載(2026年8月1日確認)
ポジション
アタッカー
クラブ公式は Atacante、ラ・リーガ公式は Midfielder、JFAは MF/FW。日本代表では右シャドー
代表での歩み
W杯2026に出場
初戦オランダ戦に先発し、同点ゴールの起点になった。第2戦は負傷のため欠場(2026年8月1日確認)
強みの一言
引きつけてから、渡す
自分で仕掛けるだけでなく、相手を引き寄せて味方を空ける
最初に見る場所
右サイドで受けた瞬間
久保ではなく、相手が何人寄ってきているかを一緒に見る
会話メモ
何が強いのか
相手を一人引きつけてから、渡す。 W杯2026オランダ戦の同点ゴール。JFA公式の記述では「右シャドーの位置から左へと移動した久保選手が相手を引きつけた上で中村選手に展開」。自分で仕掛けられる位置から、あえて逆サイドへ渡している。
味方が「来る」と読める配球。 その得点を決めた中村敬斗は、JFA公式でこう話している——「パスをもらう前から久保建英選手から来るだろうなと思っていて、自分自身どういう形でシュートするかをイメージできていました」。パスが速いのではなく、届く前から予告されている。
シュートにつながる持ち運び。 ラ・リーガ公式は2025年1月の記事で、久保が「high-impact runs(2アクション以内にシュートへつながる走り)」でリーグ上位10人に入り、右サイドから「シュート数と高インパクトのアクションで中盤の上位5人」に入ると伝えた。2022-23シーズンには、クラブの年間最優秀ゴールにも選ばれている。
ここまでの歩み
JFA公式の経歴欄には、川崎フロンターレU-12に始まり、FCバルセロナ、FC東京、横浜F・マリノス、レアル・マドリード、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェを経てレアル・ソシエダへ至る道のりが並ぶ。移籍と期限付き移籍を繰り返した10年である。
積み重ねは、評価として返ってきた。2022-23シーズンにはクラブの年間最優秀ゴール(アスレティック戦)に選ばれ、2025年1月にはラ・リーガ公式が久保をリーグ屈指の中盤の一人として取り上げている。
W杯2026では初戦のオランダ戦に先発し、57分の同点ゴールの起点になった。ただし第2戦のチュニジア戦について、JFA公式は「負傷欠場した久保建英選手」と記している。
次の試合で見るポイント
久保が右サイドでボールを受けた瞬間、相手が何人寄ってきているかを一緒に見る。2人来ていれば、次に渡す先の味方はもう空いている。
サッカー好きの中で共有されている3つの前提
仕掛けた回数と、貢献は別物。 引きつけて渡すプレーは、ドリブル成功数には入らない。
ポジション名は、出どころで違う。 クラブは Atacante、リーグは Midfielder、JFAは MF/FW。どれも公式の表記である。
数字は、そのシーズンのもの。 リーグ公式が挙げた順位は記事が出た時点の集計であり、現在の値ではない。
推すならここ
久保がボールを持ったときは、久保ではなく逆サイドを見る。誰が空いたかが先に分かるようになると、その数秒後に起きることが読めるようになる。